会社を設立するメリットの一つとして、対外的な信用力アップがあります。
法人は商業登記簿謄本が法務局に登記され
資本金、取締役の氏名、会社の事業目的、住所
などが記載され、取引の相手からも信頼できるかの
ひとつの判断の基準になります。
大手の企業などは個人事業の実績が良くても
個人事業には取引をしてくれない場合もあります。
公庫や銀行からの融資を受ける時も、法人の方が有利となり
事業拡大のため、法人成りして融資を受けたいという方も多いです。
つまり、個人事業と法人で同じ事業をやっていても
相手からの見方が変わるということです。
個人事業は、誰でも名刺を作れば「社長」になれますが、
法人は、「私たちは、この事業をやります!」と法務局に登記までして、
ビジネスをやっているので、本気度があるように見えます。
それと
名刺を交換した時、代表○○と書いているより
代表取締役○○の方が、カッコよくないでしょうか?
重要な法人のメリットとして
許認可を必要とする事業を他の人に譲渡する場合です。
具体的にな例として、
個人で建設業を営んでいる方が、息子に継がせたい場合
息子は、一から建設業の許可を取らなければならず大変です。
法人であれば、株式譲渡契約をして
代表者変更の登記のみでOKです。
比較的個人事業が多いスナックやキャバクラ、雀荘、リサイクルショップなど
お店が繁盛していて、他に欲しい人がいるので、
私は引退して譲ってあげようとなった場合にも
新たな経営者は、許可を取得しなければなりません。
これも、同じく株式譲渡契約と代表者変更のみでOK
つまり、自分の法人を他の誰かにそっくりそのまま
あげることができるのです。
現在個人事業を経営されている方で
将来事業を誰かに譲る可能性のある方は、
今のうちに法人成りしておくことをお勧めします。
次回は、税金面でのメリットをご説明します。
会社設立や変更をお急ぎの方は、
必ずご確認ください!
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